Vol.163「「地球がやばい」と認識させてくれた公式テキスト」 佐藤 貴志

 


「「地球がやばい」と認識させてくれた公式テキスト」

佐藤 貴志


 


 まず、このたびの第15回の検定につきましては、検定事務センター業務を受託しています環境事業協会といたしまして、関係者の皆様にご尽力を賜り、滞りなく当該業務が進められましたことを心より御礼申し上げます。
 さて、本題に入らせていただきますが、私は、令和4年3月に大阪の守口市役所を早期退職し、同年4月に本協会に転職しました。
 私は、令和3年の夏前頃から本協会への転職を前向きに検討していたものの、前職では環境部門の業務に一切携わっていなかったこともあり、前回(第14回)の検定を受験することとしました。
 実は、先輩職員から最近になって聞きました検定の学習方法によると、「まずは、過去問に着手して、よくわからなかったところは公式テキストで調べる。」のが王道(?)のようですが、私は、令和3年6月に公式テキストを購入後、毎朝5時に起床し、2か月以上かけて公式テキストを2回読破しました。(「なぜ、そうした学習方法にしたのか。」と聞かれましても、特段の理由はなく、「とりあえず2回読み込んでみよう。」と思い立ったまでのことでした。)
 公式テキストは、当然のことながら多数の専門的な事項が解説されている中で、正直、1回目はなかなか頭に入ってこない状況でしたが、2回目は「地球温暖化」「気候変動」「海洋プラスチック問題」などの環境問題に関心を持つようになり、この間の読込みは、検定のための学習と同時に、「地球がやばい」状況にあることを認識させていただく機会となりました。
 その後、過去問題集やオンライン講座を活用しながら学習を進めつつ、本番の日を迎え、私自身、満足できる結果を残すことができましたが、そうした結果もさることながら、この検定をきっかけに、一つ一つの事項について丁寧に解説された公式テキストを日々開いたことに大きな意義を感じさせていただきました。
 最後に、私は、現在、本協会において環境保全の普及啓発に取り組んでおり、先日も世界に誇れる環境先進都市を目指されている亀岡市でのエコツアーを企画・運営しました。
 今後とも、検定事務センター業務受託者として、また検定の合格者として当時の学習経験を元に検定の意義を広く伝えるとともに、楽しみながら環境問題の現状をご理解いただけるようなエコツアーなどを企画・運営し、「地球がやばい」状況であることを一人でも多くの方々にご認識いただけるよう様々な取組を通じてその普及啓発に努めてまいりたいと思います。

佐藤 貴志

佐藤 貴志
一般財団法人環境事業協会
環境活動担当課長

ページの先頭へかえる