ウミガメの命の終わり

ウミガメの命の終わり

あまり知られていないかもしれませんが、ウミガメが全ての絶滅が心配されつつあります。

今、どうしてウミガメが個体数を減らしていったのでしょうか。

数年前、小笠原諸島へ行った時、文化の 1 つとして、ウミガメを食べる慣習が残っているようでした。今は、捕る個体数は、限られているようですが、居酒屋の看板に書いてあったことを覚えています。 興味本位で食べる人たちは、いるだろうなぁと思います。その昔、海辺の砂浜は、ウミガメで埋め尽くされるほど来ていたと、現地の方にお話をお聞きして、そ の時は、大げさに言っているとは思いましたが、本当なのかもしれません。

ウミガメの産卵場所である砂浜は、人間のエゴで開発が進んで、リゾートホテルが土地を買い、ビーチを抑えてしまったり、災害対策など護岸工事で砂浜がどん どん減って来ています。また、砂浜付近では、道路建設が進み、車のライト、花火などに怯え、安心して卵を産める環境が減って来ているのでないでしょうか。 一見、なんも役にも立ってなく見える砂浜や干潟も、人間が汚してしまった水を、更に浄化していれているのも、砂浜や干潟を好む生き物たちの力だと思いま す。

海では、漁業の仕掛けや、釣り人の針が引っかかって命を落とすのも、死の原因です。ウミガメは、クラゲが好物で食べるようです。死んだウミガメの胃袋か ら、ビニールやプラッチックゴミ、ゴムなどが発見されたりしているようです。海洋を漂うビニールやプラッチックゴミを、クラゲと間違えて混飲しているよう です。自分は、海に行かないし、関係ないと思われている方もいると思いますが、道路に捨てたビニールが風に飛ばされ、川へ、そして海と流れて行きます。砂 浜にある漂流ゴミも、自分が捨てたゴミでないと思わず、無理せず、 1 つでも拾っていったら、諦めたくなる状況でも、変わっていくと思います。

ウミガメの命の終わりには、人間が大きく影響を与えているのではないでしょうか。

気づいた時から、未来が変わり始める、きっかけに、つながって行けば、いいなぁと思います。

砂浜のごみ砂浜のごみ2

砂浜

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