3R・低炭素社会検定の合格者として、今後の活動について考えてみました


『3R・低炭素社会検定の合格者として、今後の活動について考えてみました』


山口茂子&大橋正明


みなさま、こんにちは。
東京都世田谷区在住の山口です。
だいぶ、気候がよくなってまいりました。木々が芽吹き、桜の花びらも舞う美しい新年度を迎えていかがお過ごしですか?

3R・低炭素社会検定も今年の1月の試験で6回目を迎えました。私個人は、これまで、見たり考えたりしてきた「活動」をここに書かせていただいてきました。

私は、記念すべき第1回3R検定試験(第1回は3R検定のみ)を受けました。3R検定の特徴として掲げられていたなかの一つに、難しい勉強をして合格することが終着点でなく、合格してから活動をしていくことが目的であるという一文があり、私はこの部分に強く惹かれて試験を受けました。私には海に関わる趣味もあったこと、さらに食や日々の生活の有り方にも強い関心がありました。この検定に合格して参加していくことで、環境をよくするために、何ができるのだろうか、どのような可能性があるのだろうか。合格当初、さまざまな期待がありました。

今、この「活動をしていくこと」ができているのかを自分自身に問いかけてみました。また、今回の投稿は、リレー形式で実行委員で編集部編集長の大橋さんにつないでいきたいと思います。

環境にかかわる活動は、いますぐ、一人でできることから始まって、大勢の力を必要とすることから、多岐にわたっていると思います。
一人でできることについては、まだまだ、生ぬるいと言われるかもしれませんが、主に生活空間を中心にできること、またはできそうなことについて模索してがんばってきたつもりです。

たとえば、このニュースの原稿を書かせていただくにあたって、実行委員の大橋さんのお知恵をいただきながら、さまざまな情報収集を行ってきました。一つひとつは小さいことですが、それらを取り入れた暮らし方を発信してきました。
この作業は、興味深く、知れば知るほど、自らの暮らしぶりも豊かになるという特典つきのわくわくするものでした。

「昔はよかった」、「江戸時代はすぐれた3Rが実践されていた」、「おばあちゃんの知恵を活かして」、よく、このようなことが聞かれますが、昔と今は、人の考え方、生活の仕方、価値観、当時の日本の人口、世代構成、産業構造、いろいろなことが違います。昔がよかったから昔の戻ろうと言ったところで、それはできません。
今はあの頃とは違う場所で違う人々が生活しているのです。過去を懐かしむのではなく、実生活で生かせるのだということをお伝えしたかったというのが、目的です。

さて、このような個人的活動と発信も新たな年度を目の前にして、本検定も一つの節目を迎えていると感じています。社会のなかでの最小単位である「個人」がまず活動していくことは原点であり重要なことであると言えますが、それだけならば、3R・低炭素社会検定を受験し、組織に参加している必要はありませんし、実際に個人で情報発信や活動を行っている人も大勢いらっしゃいます。

やはり、この検定のなかで、または検定に参画している意義を見出していきたいと感じます。何をしたいのか、何を求めているのかについて一人ひとりが考えていく時期なのではないかと思えてなりません。立場や視点は違っても、多少なりとも共通の思いがある人が集まっているということは、相当な内なるパワーを秘めていると言えるのではないでしょうか。そして何よりの強みは、3Rそして低炭素社会、循環型社会については、わたしたちは、基礎的な情報を身に着けてきていることだと思います。

3R・低炭素社会検定を受けるメリットは何か、といった話をよく耳にします。
まだ、第1歩を踏み出してからわずか6年に満たない組織です。社会のなかでの認知度や発言力は、成長過程にあると感じられます。就職に有利だとか、社内で認められるだとかという部分を強化していくということももちろん重要なことであると思います。それと同時に、私自身を含めて環境を良くしたいという個々の気持ち、またそういった活動をしたいと望む人たちが活動をしていきたいと思ったときに、この検定がどのような場として機能していってくれるのかということも強く期待をしてもよいのではないかと思います。
当然のことながら、中心にいらっしゃる方が何かしてくれるのを待つだけでなく、合格者である私たちも自発的な活動や意見等の提言を行っていくこと、また自由に発言や情報発信をすることができる自由な空気を作っていくことも重要でしょう。

人と人とのネットワークを確立していくのに多少の時間は要するかもしれませんが、実際に一人ひとりが検定を足掛かりに自由自在に活動を開始していくことができれば、強靭でしなやかな「人」の集合体ができるのではないでしょうか。

結局はどのようなことをしていくにも「人」の力が基本にあるのではないかと思います。確かな知識や情報に裏付けをされた考え方に基づく活動、そして的確な視点や判断力は、日々激しい変化を遂げていく経済社会のなかでは必要不可欠なものです。

ここに集まってきた人の力を活かせるような「場」や「企画」、せっかく得た基礎知識をすたれさせないような「学習」や「情報交流」の場を活発にしていくことも期待されます。

今後は、私自身も、今一度、暮らし方や活動の仕方を見直し、どのような地球の未来を描き出したいのか、またそれに対して何ができるのかを考えてみたいと思います。より良き未来を描き活動を模索する作業は一人では限界があります。せっかくこの3R・低炭素社会検定という、多くの可能性が秘められた場所を共有することができたのですから、ぜひ皆様のお力もお借りできればと思いつつ、この続きを大橋さんにつなぎたいと思います。

最後までお読みいただき有難うございました。

山口茂子


さて、編集部デスク、大橋 正明です。

ここから私が山口さんからバトンタッチしたいと思います。

山口さんは、あてがいぶちのものを待つのではなく、自ら参加し、企画し新しい変化を生むことの必要性をメッセージされました。
合格者の皆さまも合格後はなにかのかたちで社会に貢献したいとか、自分の中に新しい変化を起こしたいと考えておられるかたが多いのではないでしょうか?
現に私はそんな合格者の方々とたくさんお会いしてきました。

もし、合格後にやりがいのある企画に参加できたり、垣根を越えて多くの人と出会うことができたり、有意義な発想や知識をさらに手に入れたり、大きくはみんなでやりとげる事業やプロジェクトに参加できたりしたらいいなと思っておられる方も少なくないのではないでしょうか?

そんなことから是非みなさまのご意見をいただきたいと思うことと、みんなのプロジェクトをどんなに小さくとも出発させてみたいなと思うのです。

ニュースレターの「3R関連の求人や意見・アイデア募集」という欄に声を寄せていただくコーナーがございますのでご利用いただければと存じます。
私たちも合格者の方々と井戸端会議のような場を設けてみたいと考えています。
実行委員会で委員の方々の意見を集約しながら、近いうちに皆さまとお会い出来る日を楽しみにしております。


大橋正明

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