『昔ながらの道具たち-経木(きょうぎ)-』
山口茂子 皆様、こんにちは。東京在住の山口茂子です。 毎日寒い日が続きます。皆様お元気ですか? 今回も引き続き昔ながらの道具のお話です。 皆さんはおにぎりを作って包むとき何をお使いになりますか?私はこの間まで、食品用のラップフィルムかアルミホイルを使っていました。便利ですよね。手軽に使えてきっちり包むことができます。半分だけ使った野菜や果物、食べ残しのおかずを容器のまま冷蔵庫にしまうときも、ぴっちり蓋をすることができます。値段もそれほど高価でなく、手軽に買えるキッチンにはなくてはならない、一家に1つは常備されている包装材です。もちろん私の家にも、会社にもあります。 ただ、一つだけ残念なのは、土にかえる経木でも燃やすごみに出さなくてはならないところでしょうか。都会住まいで山の土がない以上は仕方ないかもしれません。木材の堆肥化を行っている自治体もまだまだ少なく、その手法や仕組みなども、まだまだ試行錯誤段階のようでもありますが、天然素材とプラスチックなどの素材をバランス良く使っていくことは、長い目で見て、環境にもとても良い暮らし方のように思います。 お弁当といえば、こちらが定番です。結びひもは経木を縦に割いたものを活用。 お弁当ができればお花見です。近所の自由が丘緑道は桜が満開です。 油っぽい炒めものも水っぽいサラダも経木を1枚敷くだけでちょうど良い加減を保ってくれます。ついでにプラスチック容器も汚れにくい。
|