Vol.172「子どもたちに(次世代に)持続可能な環境を残すためには」河野 和子

 


  「子どもたちに(次世代に)持続可能な環境を残すためには」

河野 和子

(川崎市地球温暖化防止活動推進員/川﨑市民アカデミー世話人認定NPO法人おもしろ科学たんけん工房理事)


 私は、30歳から友人に誘われて自然観察や探鳥会に参加するようになり、生態系の変化を年々感じておりましたが、そのころはまだ温暖化だとかいう言葉もなく、都市開発が進んだための緑地の減少や繁殖地などでの地球規模での森林伐採や資源開発などでの影響が出てきているのかと、漠然と感じていただけでした。

 1900年代に縁あってある企業の関連の環境コンサルタント会社での勤務のなかで、日本のみならず世界規模の環境変化(この時に地球温暖化という言葉を初めて耳にしました)を見聞きすることができ、IPCCがまだ一般的に語られる前の段階で、地球規模の将来像を知りたくて国連大学やIGESなどの講演会にも参加ながら情報収集を行いました。現在は川崎市の温暖化防止活動推進員として活動するに至っています。

 学校出前授業やイベントなどで、温暖化防止、脱炭素、SDGsなどの広報活動を行っていますが、まだまだ一般の方の意識は、温暖化、SDGsという言葉は聞いた事があっても、ではどうしたら良いかわからないのが本音と見受けられます。

 団塊世代の我々が残した世界は、次世代にとっても大変困難な世界となりつつあります。活動を進める中で、環境広報や実際に市民としての行動啓発に限界を感じたこともあって、将来に向けて子どもたちに科学からも生き抜く知恵を育ててほしいと、認定NPO法人おもしろ科学たんけん工房に参加して活動を開始しました。

 きっかけは、「温暖化を僕たちで止めるんだ!」と高校時代にベンチャーを立ち上げた村木風花さんや、加藤諄之さんの存在を知ったことです。ノーベル賞科学者の吉野彰さんも小学生時代に科学クラブなどで科学に興味を持ったことがきっかけで科学の道に進んだとの記事を拝見し、川崎市でもなんとか継続的に子どもたちを育てるシステムができないかと、科学塾を開催しながら探っていたところ、川崎市産業振興財団理事長より私の所属する認定NPO法人おもしろ科学たんけん工房とコラボで、新川崎創造の森で子どもたちを育てるイノベーションができないかとの打診があり、来年度実施可能に向けて意見交換が始まります。

 第2、第3の村木風海さんがここから生まれることを信じて、また、温暖化防止の広報活動と共に志を同じくする方のご参加も募っています。

 

 

河野 和子

 

【プロフィール】

河野 和子(かわの かずこ)

1949年大分県宇佐市出身、神奈川県川崎市在住                       
川崎市地球温暖化防止活動推進員
認定NPO法人おもしろ科学たんけん工房理事
川崎市民アカデミー世話人

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