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地球温暖化防止の取組は世界的に注目がされていますが、欧州は比較的率先している地域といえるでしょう。近頃は、地球温暖化問題と比較すると3Rなどの他の環境分野がかすんでみえてしまうこともあるくらいです。このことは、欧州でも同様な状況にあるようです。例えば、研究予算などの枠が地球温暖化関連は大きいのですが、廃棄物や3Rの分野は縮小傾向にあるということを聞きました。メリハリをつけて優先的な事項に手厚く手当てすることを否定するつもりはありませんが、ある問題を解決するために他の問題を引き起こすことを看過するわけにもいきません。 |
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一方、欧州のエコデザイン指令は、その主眼を製品の使用段階におけるエネルギー消費にあてています。この指令のなかでは、それ以外の環境負荷もふまえて統合的に対策を講じていくことを求めてはいるのですが、概念的な指摘にとどまっており、具体的な取組や対策の枠組みへはつながっていません。使用段階のエネルギー消費だけに偏りすぎていることについては、欧州の一部の良識ある方々も懸念しているということを昨年末のとあるワークショップで実感した次第です。 現在は、低炭素社会と循環社会、自然共生社会、低リスク社会といった複数の分野にまたがる問題にどう取り組むかが問われているといえるでしょう。特に、低炭素社会と循環社会は、大量のエネルギー・資源の生産・消費・廃棄(排出)という共通の社会構造をその背景に有しています。 ご存じのように、本検定は「3R検定」から「3R・低炭素社会検定」へと転換し、一歩、前身しました。検定の合格者の皆様には、まだ見つかっていない、そして、広まっていない次の一歩の答えを見つけることに、もしくは、これから皆様が直面する場面においていかに3Rと低炭素を的確に調整するかということに、一歩進んでご活躍されますよう陰ながらお祈り致します。 スウェーデン・ルンド大にて ■プロフィール: 田崎 智宏 (たさき ともひろ) 今までに寄せられたメッセージ |

