山田一彦

(2009年12月号)

所属する団体:株式会社 関広
活動する都道府県:京都府

 高校3年生のとき国公立大学の「共通一次試験」(現在の「センター試験」)が始まり、記念すべき第一回ということで無謀にも受験しました。京都商工会議所が主催する「京都検定」が行われ第一回目の受験者となったのが5年前でした。そして、「3R検定」。

 仕事で持続可能な社会や地球規模の気候変動をテーマにした啓発キャンペーンを企画した経験があり自分の知識を試してみたかったというのが受けてみようと思った一番の理由ではあるのですが、正直なところ「第一回」という言葉の響きに動かされた気持ちがなかったわけではありません。「第一回京都検定」の受験者は約9800名、「3R検定」の受験者はその半分にも満たない数でしたが試験問題ははるかにハードでした。

 ひよこにもなれなかった「たまご」が偉そうなことを言うようですが、検定で問われるべきは知識ではなく実践だと思います。3Rの優先順位を答えられなくても、普段からごみを増やさない生活を続けている人には「リーダー」の資格があるはずです。「環境問題」に関する新聞記事のスクラップを続けていて感じることですが、洞爺湖サミットやCOP15のような国際的な会議の開催に合わせて関連記事が増えます。もちろん社会の関心が高まるのは大事なことではありますが、本当に求められるのは結果です。3R検定公式テキストのあとがきで実行委員長がおっしゃるように、いかにして実践活動を促すかが今後の課題であることは間違いありません。

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